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2006年04月07日

民謡で今日拝なびら

島のこころと、島うたの礎

RBCiRadioの平日3時からオンエアーされる「民謡で今日拝なびら」は放送開始から45年目を迎える沖縄で最長寿の番組。ほぼ半世紀の長きにわたって「ウチナーグチと島うた」で貫き通し、番組のアイデンティティーを支えてきた上原直彦氏にお話をうかがった。

RBC iRADIO 琉球放送 AM738KHz
毎週月〜土
PM.3:00〜4:00

当初は「お国言葉で今日拝なびら」でした。出演者は、大宜見小太郎、親泊元清、八木政男ら沖縄の演劇、舞踊、民謡界のそうそうたる面々が日替わりで出演していた。初めの頃、私は担当ディレクターだったが、アナウンス学校を出たアナウンサーは方言を使うと訛るという事で私も出演することになった。琉球放送の姿勢は「ローカルにはローカルでしか表現できないものがある」だったので、初めからウチナーグチで放送する事に、こだわってきた。今でこそ、島うたもウチナーグチも認知されているけど、沖縄の人達が両方に否定的だった時代があった。
特に、民謡などは「低俗で卑猥なものである」と今では考えられない中傷を受けてきた。八重山・宮古・奄美の民謡も認知されてなかったが、私は、番組で流し続けて来た。
「低俗で卑猥」には、嘘の無い民衆のパワーと哲学があると思っているし、アカデミックの対局にあるから「島うた」は素晴らしいと思い続けてきたから批判にも動じることはなかった。
今、ある種の方言ブームだけど若い人の方言造語は私にとって耳障りでしかない、しかし私が若い頃使っていた方言も先輩達からすれば耳障りだっただろうし言葉は、時代、時代で移ろいで行くものなので、仕方が無い事。一口にウチナーグチと言っても宮古、八重山の言葉、本島の中でも様々に分類できる多様性があってひとくくりにはできない。
そのウチナーグチの多様性を取り上げて行くのが番組の使命だと考えている。とは言え、それらは昔からの考えかたで、67歳になった今は「淡々と、ただ淡々と」の境地で番組づくりを続けて行きたいね。
「島うた」との表記の言葉はこの番組から生まれた。「島唄」の表記もあるが、口編に貝と書く「唄」は歌や芸事がお金に結びつく意味だから、あえて「唄」を使わず「島うた」と表記するのは、私の「島うた」に対する思いから生まれた言葉。14年目になる3月4日の「さんしんの日」も局と番組から育まれたイヴェントで世界規模で広がりをみせているので、携わってきた者としてはなによりもうれしい。

投稿者 breakjp : 2006年04月07日 23:30

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