2007年03月10日
伝統を時代の感性にマッチさせ、未来を染める。

琉球王国時代は王族しか着ることができなかったという鮮やかな紅型。沖縄の伝統工芸として名高く、歴史のあるものですが、現代においては琉球舞踊や芝居などの衣装としてしか見かけない日常生活からは離れたものでした。
そんな紅型との距離をぐっと縮めてくれたのが新進気鋭の紅型作家・賀川さんです。賀川さんは埼玉県出身で染織の専門学校を卒業して、沖縄に移住、紅型工房で修行した後、自分で工房を立ち上げ、着物ではなくもっと日常的に着られるTシャツやYシャツ、小物にポイント的に紅型を染め付けるなどの創作活動に取り組み、たちまちその作品が注目を浴びることに。沖縄らしいみやげとしても人気が高いのですが、すべて手作りのため、品薄になることもしばしば。見かけたらゲットがファンの間でのお約束です。

「沖縄の音楽に興味があって、なんとなくやって来て、すぐ帰る予定が流れに乗ってここまできちゃった」と笑う賀川さん、現在は、アトリエを宜野湾に構え、紅型作家であるウチナ〜ンチュのご主人と創作活動に取り組んでいます。もちろん、仕事が終わったらオリオンビールを一杯やりながら、いろんな会話を楽しむのがご夫婦の日課。これからもますますクリエイティブな紅型で私たちを楽しませてくれそうです。
投稿者 breakjp : 2007年03月10日 12:30