沖縄生まれ沖縄育ち。南の楽園で生まれた爽やかなビール、オリオンビール。

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2008年07月07日

海人料理紀行 波照間島編

ニシハマビーチ
かつてパイパティローマ(南の果てのサンゴの島)と呼ばれていた波照間島は有人島として日本最南端の島。写真上はニシハマビーチ

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日本最南端の碑のある高那崎近くには星空観測タワーがあり、日本で一番多くの星が観測できる。夏には南十字星も見る事ができる。


日本最南端・波照間島たった一人のウミンチューはただ、ただ寡黙であった!

新城清喜さんと代根子さん新城清喜さんと代根子さん。二人は取材中ずっと働いていました。ゆし豆腐もカツオの刺身もとても美味しい。

新城清喜さんと代根子さん


魚と豆腐、新城さんちが島の食を支えていた。
 石垣の取材を終えて「居酒屋ひとし」でひとしと石垣島の刺身とオリオンビールを堪能した翌日、微妙なアポ状態で台風5号の進路を横目で睨みつつ、朝一便の船で波照間島に渡った。
 なんとか島の友人の紹介で新城夫妻を紹介していただいた。なんと父ちゃんの新城清喜さんは、現在、波照間島で唯一の専業漁師なのだ。つまり日本最南端の最後のウミンチューなのである。母ちゃんの代根子さんは、島豆腐を作っていて新鮮な魚と島豆腐という島に欠かせない食材を二人でまかなっているのであった。
 取材の趣旨を伝えると寡黙な清喜さんはアイコンタクトのみで承諾。その後、清喜さんと会話を交わすことは一度もなかった。クーラーボックスを覗くとカツオがあふれる程獲れていた。
 新城さんちは、素泊まりの民宿「波」もやっていて、そこに清喜さんが帰って来て豆腐の工場と併設してある流し台で、獲ってきたカツオをさばきはじめた。そのそばで代根子さんは、豆腐を作っている。二人とも休むことなく黙々と作業を続ける。代根子さんの豆腐づくりが一段落すると、すかさずカツオを刺身にしてパッキングをはじめる。その間も清喜さんはカツオをさばき続ける。
 夕方になると、島のお年寄りや、民宿のヘルパーさん達が刺身と豆腐を買いに新城さんちにやってくる。みるみるうちに、刺身も豆腐も売れていく。結局、その日、清喜さんは夕方遅くまでカツオをさばき続けていた。翌朝7時に目覚めたが清喜さんは、すでに漁に出ていた。つまりは波照間島取材中、一度も清喜さんが休む姿を見る事はなかった。代根子さんに、島の海人料理の「カツオと野草の味噌和え」を作ってもらった。トゥナンパと呼ばれる野草は香草のようにカツオの生臭さを消しつつ歯ごたえのある食感で、野趣あふれる島カルパッチョな趣き。今日も今日とて新城さしみ・豆腐店は操業中ですよ。

カツオと野草の味噌和え
カツオと野草の味噌和え


カツオの卵とじ
写真上は、「カツオの卵とじ」。刺身にあきると適当にアレンジするそうだ。島風かつおのピカタな趣き。トゥナンパににんにくを加えると最高のビールのおつまみとなるらしい。


投稿者 breakjp : 2008年07月07日 15:13