沖縄生まれ沖縄育ち。南の楽園で生まれた爽やかなビール、オリオンビール。

バックナンバー | オリオンビール株式会社

2010年05月06日

ミュージシャン 下地勇さん

ミュージシャン 下地勇さん
宮古方言を駆使した歌で音楽界に新たな風を吹き込んだ下地勇さん。オリオンドラフトビールのCMでは甘いマスクと爽やかなCMソングに心ときめかせているファンも多いはず。人柄を感じさせるデビュー秘話からは、天から与えられた音楽の道だったことを確信しました。

歌手になったきっかけ
直接的なデビューのキッカケというわけではではないんですが、親父の還暦祝いに歌を作ってテープを贈ったんです。すると、その曲を聴いた人たちがテープをダビングしたいといいだしたんです。それが広まり、宮古テレビに取り上げられて、それから一気に宮古中に広まったという感じなんです。さらに本島に住む宮古の人たちが噂を聞きつけて郷友会の芸能祭への出演を依頼してきたり、当時はサラリーマンでしたし、まさか、自分が歌手になるなんて思いもしませんでした。 

還暦祝いの曲とは?
とにかく親父に笑ってもらおうと思って作ったんです。A面は「サンフランシスコベイブルース」のメロディに、自分たちの住んでいる久松という地区の風習とか、おじーが言ったひと言など、笑えるものを集めて3番まで全編宮古方言の歌詞をつけて歌いました。それが「さばぬにゃ〜ん」(草履がない)という歌。それから、A面だけでは物足りないと思って、生まれて初めて自分で作詞作曲した「我達が生まれ島」(ぼくらの生まれた島)という曲の2曲をテープに収めてプレゼントしました。それまで音楽活動などは、何もしたことがなくて、中学生の頃に、フォークソングをギターでコピーしていたくらい。コードも4つくらいしか知らなくて、その4つの音を組み合わせて、やっとの思いで作ったんです。まるでしゃべるみたいに歌ってます(笑)。

方言で歌うこと
宮古方言で歌うことで注目されましたが、何の意図もなく始めたことで、民謡って方言で歌っているし、何も珍しいことではないと思っていたんですよ。ただ、三線じゃなく、ギターをもってブルーススタイルでやったことに対して面白いぞ、ということになったみたいですが。自分としては何の違和感もなくて、皆さんに言われ、珍しいことなんだと気づきました(笑)。自分がただ伝えたいことを伝えやすい形で作っただけ。僕にとって方言はリズム感があって、メロディに乗せやすいんです。
ただ、話題になったことで、2曲目は?と期待され、素人ながらに下地勇が作る曲というのを意識するようになりました。そこで、やっぱり、自分の曲の原点となったのは宮古方言だと思い、方言をもう一度勉強し直すことにしたんです。すると新たな発見がいっぱいあって、この言葉はジャズに合いそうだとか、ジャズが何たるや解りませんでしたが(笑)、また、「我達が生まれ島」ならシャンソンがいいかもと言ってくれる人がいたり、ボサノバもいいんじゃないとか。僕としては、そんな音楽のジャンルもあるのかと感心しきりで(笑)、それならと、いろんな音楽を聴きだしてみると方言と音楽がシンクロしたりしてだんだん可能性が見えてきたんです。それで、また曲が生まれ、2枚目のCDを出し、3枚目でメジャーデビューすることになったんです。

「南の島で」について
オリオンビールのドラフトビールのCM用に曲を作ってくれという依頼を受けるなんて光栄でしたね。最初に絵コンテを見せてもらったら、そこには青い空と海をバックに僕がジョッキでビールを飲んでいて、それに合うような曲ということで、爽やかな南風をイメージして作りました。言葉にはこだわらないということでしたが、多くの人に宣伝するにはみんなに伝わる言葉が良いだろうと思い標準語にしました。お酒を楽しめるライブで、この曲を歌うとかなり盛り上がりますね。ビール一日大学でも大盛り上がりでした。

将来のこと
自分の音楽を追究していくということに変わりはありません。本物の音楽を求めていきたいですね。そして、口づてでも、ネットでも何でも良いから地球の裏側まで、自分の音楽を届けられる日がくるといいなと思います。自分が生きている間でなくてもいいんです。100年くらいのうちに、世界のどこかで自分の曲が聴こえてくるような、そんなことをイメージしながら、曲を作っていきたいと思っています。

※インタビュー直後、台湾でのCD発売が決定!まさに世界で下地勇の歌が聴ける日も近い!!




プロフィール
1969年生まれ 宮古島出身 宮古高校を卒業し、18歳で上京。音楽とは無縁の7年間の東京生活を終え、沖縄に戻る。本島でサラリーマンをしていた30歳の時、父親の還暦にオリジナル曲を贈ったところ、宮古であっという間に話題に。2002年インディーズでシングル「我達が生まれ島」、同年にアルバム「天」もリリースし、一躍時の人に。これを機にサラリーマンを辞め、ミュージシャンに転向。2005年にはインペリアルレコードからメジャーデビューを果たし、県内外でライブ活動を精力的にこなす。現在までに6枚のオリジナルアルバムをリリース。

投稿者 breakjp : 2010年05月06日 13:43