びあぶれいく
Orion
沖縄版とりびあの泉 沖縄ならではのスローなトリビアを求めて
No.001 アメリカNASAの宇宙飛行士ユニフォームのワッペンはコザのタイガー刺繍店が作っている。
県産のワッペンは宇宙へ飛んだか!?
沖縄市胡屋十字路近くにあるタイガー刺繍店は刺繍専門店として創業三十八年。在沖米軍航空隊の部隊章であるワッペン制作を数多くこなし、県内はもとより横田基地や海外の米軍航空隊からの発注も多いと云う。その評判がアメリカの航空宇宙局NASA(ヒューストン)のパイロットにも伝わり十年程前からFAXやエアメールで直接発注が来るという。しかも納品は、直接軍用機で飛んで来て受け取ったりするらしい。1999年にアメリカ初のスペースシャトル女性船長のアイリーン・コリンズさんもタイガーの顧客名簿に名を列ねている。県産ワッペンは宇宙へ飛んだか否や?正に宇宙トリビア。

純沖縄県産品のワッペンが宇宙まで飛んだかは定かじゃないけど最新鋭ジェットと共に日々成層圏を飛んでいるのだ。

ファクシミリで送られてきた発注仕様書と実際に納品されたスペースシャトルのワッペン。タイガーの刺繍はユニバーサルスタンダードだな。

パイロットやスタッフがワッペンのお礼に送って来たスペースシャトルコロンビアの写真
No.002 『蚊』は沖縄から中国へ行った人がお土産に持ってきた。
文化も蚊もルーツは中国なんだば〜
沖縄には、「ガジャンビラ」直訳すれば「蚊坂」と呼ばれる地名がある。昔、沖縄から中国へ行った人がブンブンと歌う珍しい虫をみつけ、そのまま箱に入れて沖縄に持ち帰った。那覇の港から垣花の坂まで来ると箱の中の虫の歌う声が聞こえなくなった。箱を開けてみると、歌う虫はすべて飛んで行ってしまった。以来その坂はガジャンビラと呼ばれ、沖縄に蚊が出てくるようになったそうじゃ。蚊でもなく不蚊でもなく中国からの伝来じゃ。

ガジャンの語源も中国?ご無沙汰なアフリカマイマイは最近どうよ
No.003 沖縄でも百年前に立派な降雪記録がある。
南国沖縄でも雪やコンコン霰やコンコン
気象台の公式記録にはないが沖縄歳事記によると沖縄でも18〜19世紀にかけて降雪や霰の記録がある。さすがに積雪の記録はありません。
No.004 「フリムン」はもともと優しい言葉だった。
フリムンの語源は「惚れる者」だった。
沖縄の方言で「フリムン」とは「馬鹿」と同義語で使われている事から「触れる者」が語源と思いがちですが「惚れ者」が正しい語源です。つまり恋をしてボーッとしている人の事をさす言葉だった。今で云うところパンチドランクラブ状態。八重山では「プリムヌ」と云うそうです。ちなみに「フリムン」と同じ意味で使われる「ゲレン」はフィリピンのタガログ語だと云われています。やなフリムンヌゲレングヮーヒャーシナスンドーなんてヒンジャーが使っていましたね。
No.005 国道58号線は日本一長い道である!?
鹿児島〜沖縄650km。 海上距離も含めれば日本一になれるか
公式に日本で一番長い国道は国道4号線(742km)であるが、鹿児島を起点とし奄美大島を経て沖縄まで至る国道58号線の海上距離も含めると650kmで残念ながら全国2位。頑張って石垣島まで延長すれば日本一になれるぞ。
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